「船を作りたい」という問い合わせを受けて、お客様のご要望を聞いたり、設計書を持ってお客様を訪問したりします。問い合わせは全国各地から来ますので、出張が多い仕事です。今週は東北地方、来週は九州、再来週は四国という具合に、ベテランになってくると、日本全国を飛び回ることになります。車での移動も多いので、運転免許は必須です。移動が好き、人と話すのが好き、という方に向いた職種です。

必要な
能力船の図面が読めたり、最終的には図面が描ける能力があるとベストです。また、見積もりのための積算なども身につけていきたい能力になります。もちろん、お客様のご要望をしっかりと聞くためのコミュニケーション能力や、伝達能力なども必須です。
建設業界で多少図面ができる方の転職や、図面は読めないけれど機械メーカーなどで営業をやっていたという方の転職例もあります。もちろん、未経験者でもやる気があれば先輩社員について勉強していただきながら、スキルを身につけることは可能です。

契約が決まった船を洲本の工場で建造する際の、現場の管理者です。詳細設計書に基づいて部品の発注を行ったり、搬入された部品を点検し、職人さんに指示を出したり全体の工程を管理します。建築業でも現場管理の仕事がありますが、少し似ているかもしれません。

必要な
能力図面が読める必要があります。また、それぞれの部品や工程をある程度理解し、工事の全体的な管理をする必要があります。部品の移動などを行うことなどもあるので、玉掛けやクレーンなどの免許の取得は必要となりますが保有していない場合は会社の支援もあります。
やはり建築関係や鉄工所出身者の方の転職例があります。異業種転職の場合で慣れるまでに一年程度かかるのが一般的です。

資材の発注、搬入された資材の移動・管理を行います。こちらは現場管理とは違って、建造そのものには関わりません。が、単なる管理業務ではなく、その資材の利用頻度などを理解した上で、頻度が高いものはすぐに取り出せる保管場所に保管するといった能力が必要となります。資材管理が的確に行えるかどうかによって、建造の効率に大きく影響します。